2017.08.29
大塚家具はどうするべきか。
社長だったら引責辞任。って、何の答えにもなっていないので、、
新社長だったらどうするかを考えてみよう。
前述のように、一度毀損したブランドは取り戻すのは難しく、さらに大塚家具の場合は元社長が別会社を作って以前のビジネスモデルを継承している。
そのビジネスモデルにおける有能な社員はついていっているだろうし、ビジネスモデルの変更やゴタゴタを消費者も認識しており、元のビジネスモデルの顧客はすでに移動しているとかんがえられる。
ということで、以前のモデルに戻すということは難しい。
もし、戻す方向に行くなら、やはり元社長の会社に買ってもらうか、合併を目指すしか無いだろう。
しかし、ターゲットのパイはそんなに大きく無いだろうから、パイに対して店舗が多すぎるとかの問題があるかもしれないし、あそこまで揉めたのだから今更無理。ということも有るだろう。
そうなると、どうするのか。
今の状態は、これまでの路線を捨て、戻ることもできない、新しい路線はうまくいかない。
基本的戦略は、やはり2way。これまでの路線に戻る道を探りつつ、新しい道でうまくいく方法を考える。
これまでの路線に戻るのは、元社長に頭を下げてなんとか協力出来る道を探る。
その一方で、新しいモデルを立ち上げる。
問題は、現在の保有しているカードが何なのか。
IKEAやニトリのコアコンピタンスは製造からの一気通貫モデルで価格を抑えることである。
それが簡単にできることではないことはすぐに分かるだろう。だから、IKEAやニトリにはなれない。
従来の大塚家具が持っていた、今も持っていると思われるカードは、
コンシェルジュとして、顧客の要望を聞き、既存のブランドの中から最も適したものを選択する。
という接客と選択の能力であるはずだ。
このカードで2つの新しいモデルを考える。
一つは、1店舗につき、1人もしくは1家族のペルソナを想定し、そのターゲットに特化した家具、雑貨、家電、食品を販売する。
ポイントは、家具だけではなく、家電や雑貨、その他顧客が必要としているものはなんでも扱う。そして、企画は店舗ごとにボトムアップで行う。
家電は、ネット通販と提携するだけでも良い。家具に合う家電をVRなどで見れるようにしてセット販売するべき。
店内にカフェを設けて、取り扱っている家具、家電、雑貨、食器、食材などを実際に使い、食品を食べることも出来るようにする。
また、クッキングスタジオ、スクールのようなものも用意して、雑貨や調理家電を試用、家族で調理体験などができれば、結構訴求できるのではないか。
ペルソナとしては、店舗の立地によって、
33歳女性、旦那は36歳、1歳長男と5歳長女の4人家族。都心まで30分の郊外に住む家族。
世帯年収は600万円。60平米のマンション在住。趣味はハンドクラフト。
とか。店舗近くのボリュームゾーンと店員の志向で決定する。
顧客の要望を聞くのを、ペルソナに置き換え、提案するものを家具だけではなく、家電や雑貨まで広げる。
雑貨や家電にまで広げることによって接点を増やすことにより、より多く客の声を聞き、変化していくことが出来るはずだ。
成功の鍵は、目利きが出来るかどうか。客の声を聞き、その半歩前の商品を見つけることが出来るかどうか。
上の方の人間に目利きができる人がいれば今の状態にはなってないと思われるので、ボトムアップにかける。
もう一つの新しいモデルは、ないしょ。w
他のビジネス企画に使うかもしれないので。。