2017.02.15
アメックスのケーススタディを思い出す。。 大塚家具、赤字転落へ 方針転換も新しい顧客対応に苦戦
えらく前に書いた記事だけど。。公開していなかったので公開。
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大塚家具、赤字転落へ 方針転換も新しい顧客対応に苦戦
ITmedia ビジネスオンライン 6月3日(金)18時36分配信
まあ、そうだよな~。ッて感じだけども、、
高級路線で売上がサチって、減少傾向にある場合、どういう戦略をとるのか。
これって、よくある問題であって、ケーススタディでもやった覚えがある。
確か、クレジットカード会社アメックスのケースだったと思う。
戦略としては、大きく2つで、
・高級路線のまま
・手を広げて高級だけではなく中級、低級まで広げる
という2択。
このケースは、非常に難しい問題で、、、
何が難しいって、後者がうまくいかないことを説明するのが難しい。
後者が非常に難しいだけではなく、失敗すれば既存の顧客まで失う分、前者より悪い。これは明白。だと思うのだが、、
この感覚をわかってもらえない人に説明するのが非常に難しい。
なぜなら、やり方によっては(可能性は低いが)うまくいくこともある。ので、やってみないとわからない。
と言われれば、その通りなわけで。
アメックスのケースの場合も単一の答えは出なかった。
今回の大塚家具の結果が、後者の戦略をやってみた結果。になれば
やってみないとわからない論争は避けられるかも知れないが。。
一方で、このケーススタディは有用な利用方法がある。
後者の戦略をとるひととは感覚、暗黙知が違う。というリトマス試験紙として使えるのである。
もし、後者の戦略をとるのであれば、既存の顧客を失うリスクをなくすために完全に別ブランド、別会社で行う。
これが必要だけども、なぜか後者の戦略を選択する人は高級ブランドを活かしたい。とか言う。。
一方で、完全に別ブランドということは、大塚家具で言うとニトリに勝てる新しい会社を作ることになるわけで、、
そんなことできるの?それならニトリの株を買えばいいんじゃない?いっその事ニトリに買ってもらえば。
って言うことになりかねない。w いや、ニトリと提携はありだけど。
本当に後者の戦略を選択したいなら、ニトリと提携すべきだ。
—-以後加筆
さて、どうするか。
であるが、
家具の買い取りはあり。
ただし、家具の買い取りで多くの利益を出そうとするとゴミ同然で買い叩く必要がある。
それがブランドイメージを損なう可能性があるため、ジャパネットレベルの下取りします。くらいが良い。
そうなると買い取りではなく、下取りであるが。。。
同様に修理もあり。高級家具の修理。
だが、問題はノウハウがないだろう。どこかの製造、修理をする会社を買ったほうが早い。
とはいえ、どちらも大塚家具が浮上するような案件ではなく、
子会社が新規事業で始めてみようかな。くらいの話である。
なので、大塚家具の本筋としては、
間違っていたので、戻ってきてください。と土下座して父上に帰ってきてもらう。
持株会社でも作って、父上の会社と同じ会社にする。
で、手を取り合って、新しい会社を、、、、
なんていうとワイドショーは面白がってくれないので、
各店舗で利益を公表して親子で陣取り合戦をする。
利益の多い方が店舗を増やしていく。
という感じでテレビの気を引いて広告費を浮かすと。
その結果はまあ、父上の会社に戻ると。言う感じで。
本当に自分の言っていることがやりたいなら、新規事業でやればいいのに。でも、そこの椅子取りゲームは厳しいと思うが。。