2014.02.19

2014.02.19

ソニーがVAIO事業を売却。中の人はどうするべきか。


VAIOに皆さん居るのかなぁと思いつつ、VAIOチームにいた身として、、、
自分だったらと、身の振り方を考えて見る。
答えを先に書くと、
・ソニー株に残る道を探す
・同時に他社への転職活動を行う
それで、ソニー株に残れない場合、他社への転職とVAIOに残ることを天秤にかければ良い。
もちろん、ソニー株に残るより他社が良ければ転職しても良い。が、、、
エンジニアとしてはあまり転職よりはソニー株に残るほうが精神的に楽であろう。

そう考えるに至る理由を背景から考えてみる。

まず、なぜ売却なのか。分社化ではないのか。
それは、ソニーの事業ポートフォリオにVAIOは必要ないと判断したと言うこと。
IBMがThinkpadを売却したのと同じであって、参考にしたのではないかと思う。
ただ、分社化ではないのでソニーグループに帰ることはほとんど考えられない。中の人としては転職することと同値である。

赤字が問題であれば、分社化でも良い。分社化と言うことは、給与体系をソニー株と別にすることができるようになることで、コスト=給料を抑えようと言うことが考えられる。
分社化でもなく売却なので、よりコスト削減が考えられるし、ソニー株との関係がなくなるため、他部署への異動もできなくなるわけで、給料が下がるだけではなく、レノボのようにより賃金の安い地域への移転も考えられる。
そう考えると、もしソニー株に残ることができればそのほうが良いと考えられる。
#ただし、ソニー株としては人を減らすことになり、希望退職と同じなので、一時的に好待遇にすることは考えられる。天秤にかけるとすれば、その好待遇と転職時のソニーブランドがどちらが大きいか。とも考えられる。

もう一点。外から見た場合、優秀な人材はソニー株が離さないと考えられる。そのため、未来の転職を考えても、できればソニー株に残る方が良い。また、VAIO事業に残るということは他社へ転職するということだから、選択肢を増やして多くの会社を転職の選択肢に入れるべきである。

ソニー株を辞めて分かったこと。
・日本の会社というのは簡単にクビにはできない。
・ソニーというブランドは転職でも有効
どういうことかと言うと、転職するのであれば、VAIO事業から転職するよりはソニー株から転職したほうが条件が良い可能性がある。もし、転職するならソニー株にいる状態で転職活動をするべきである。
また、そう簡単にクビにできないため、忙しい状態で転職活動まで手が回らないようであれば、ソニー株に残ることに注力し、それでも引受先がなかったとしても、自分から辞めない限り、クビにはならないため、退職部屋?(存在すれば)で思う存分転職活動ができると考えられる。
現時点ではVAIO事業の全員が同じ立場のため、転職市場、異動市場には人があふれていると考えられる。時期をずらすということも考えられるため、クビにできないことを利用するということも意味はあるかもしれない。