2017.04.29
スーパーマリオランのプライシングは失敗だ。
公開するの忘れてた。今更ながら公開。
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スーパーマリオランが配信開始されたのでやってみました。
さすが任天堂というクオリティだと思います。
絵はキレイ、細かい動きも良いし、
操作をタップだけに絞ると言う大きな決断
は賛否両論だろうが、良い。としよう。
しかしながら、このプライシングは失敗。
なんというか、液晶テレビ全盛の時代にブラウン管がまだいけるでしょう。と頑張った感じ。
もう、ゲームのプライシングの前提が変化していることに気がついているけども、
昔のモデルで、本当にだめなのか確かめたかった。って言う感じがする。
だめです。
スマホのゲームとして配信するのであれば、スマホのゲームとしてのビジネスモデルにするべきで、
今回の売り切りモデルは残念すぎる。
では、どうするべきか。
どうしても売り切りモデルにしたいなら、、、、
パッケージ版のゲームを売るということで、パッケージで売るべきだった。
コンビニでもどこでもファミコンと同じようなパッケージ販売で3800円。中身はダウンロード用qrコードでいい。
お試しナシ。(これが重要。昔と同じにする。)
それであれば、これまでのゲームとして受け入れられた可能性がある。
でも、最適解はおそらく、難関ステージを用意して、キノコなどのアイテム販売だと思う。
残り全部1200円ですよ。ではなく、
このステージ制覇にはヘリコプターマリオじゃないと難しいですよ。
ヘリコプターマリオは100円ですよ。タイム10秒延長100円ですよ。とか。
の方がハードルが低く、課金しやすい。
で、無課金者への道も残す。ものすごくシビアなタイミングでジャンプすればクリアできるとか、
そういうのが話題になれば更に売上に貢献すると思われる。
そして、何より重要なのは、そういった売上による面の追加、アイテムの追加によって長く遊べるアプリになり、
運営側としても、ユーザーとしても嬉しいWin-winになることができる。
売り切りモデルで面の追加などは難しい。本来ならアイテム課金できるような環境になったことを喜ぶべきじゃないのだろうか。
勘違いしてはいけないのは、
常にプライシングの最適解は変化している。
別に、売り切りモデルがだめになったわけではない。ということである。
売り切りモデルであれば売り切りモデルの売り方がある。
利益を最大化するには、現状にあったプライシングが必要であるというこである。
今のスマホでは売り切りモデルは難しい。
というか、利益を最大化するには売り切りモデルをとるべきではない。
ダウンロード数を見れば大きな可能性を持ったアプリだっただけに残念。
売り切りモデルの実験がしたいのであれば、
反則気味だが、面の構成を変え、アイテム課金モデルも出してみれば、良いのではないかと思う。
本来なら、売り切りモデルがまだ生きていることを証明することに意味はなく、
どちらのモデルがユーザー、提供側にとって利点があるのか。ということが重要である。