頭の体操(ケーススタディ)

2019.06.06

カネカが「育休明け転勤」問題に公式見解「当社の対応に問題は無いことを確認」(ハフポスト日本版) – Yahoo!ニュース


カネカの元従業員の妻が「夫が育休復帰直後に転勤を言い渡され退職した」ことを告発し – Yahoo!ニュース(ハフポスト日本版)

情報源: カネカが「育休明け転勤」問題に公式見解「当社の対応に問題は無いことを確認」(ハフポスト日本版) – Yahoo!ニュース

ああ。やってしまった。
これだと、社長の引責辞任まで行かないと終わらないかも。

間違った対応の見本になってしまっている。
しかも、そのことに気がついていない。おそらく、ネットを甘く見ているということと、B2Bがメインなのか、消費者を甘く見ているということだろう。

弁護士に聞くのもいいが、マーケティングにもっと力を入れないと、今現在進行形でブランドがどんどん毀損していっている。自社サイトのトップに「対応に問題はありません。」的なことを書いているって、的外れもいいところなので、早くやめたほうが良い。

どれくらい毀損しているか、採用には直接響くだろうし、コンシューマービジネスはもちろん、B2Bにも影響が出てくるのではないか。 このままでは 金額に換算して、数十億というレベルではきかないのではないか。会社として、それだけの価値がかかった対応をしていると言う認識をまず持つことが必要だ。

そして問題は、法的に問題があるかどうかではなく、一般的に印象が良いか悪いかである。そして、答えは、非常に印象が悪い。というのが問題である。なのに、「法的には問題がありません!!」というのは的外れであり、消費者の立場からすると更に印象が悪くなるだけ、炎上に対しては火に油だろう。

どうするべきか。

とにかく謝罪。そして、この発表をしてしまったのだから、社長の引責辞任も早いほうが良い。

できれば、該当社員の社員として復帰だが、難しいだろうから、本人への謝罪と、話し合い、退職金の積み増し。そして、子育て応援企業への変革。こういう動きができれば、ピンチをチャンスに変えられるが、、、法的にどうのこうの言っているようでは、難しいだろう。